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実績紹介

WORKS

Int-Ball2ドッキングステーションの開発

概要

  • 打上げ日:2023 年 6 月 6 日
  • 打上げ機:ドラゴン補給船運用 28 号機(SpX-28)
  • 主ミッション:Int-Ball2 機体への自動充電・データ通信
  • 弊社担当範囲:電気・熱・構造を含む システム開発

軌道上運用中のInt-Ball2機体とドッキングステーション。画像提供:JAXA/NASA

開発内容

Int-Ball シリーズは、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟での撮影作業等を自律ロボットに置き換えるJAXA殿 のプロジェクトです。2 号機となる Int-Ball2では、充電作業の自動化機能が新たに導入され、クルーの手作業だった充電作業を完全自動化するため、ドッキングステーションが不可欠となりました。

株式会社ウェルリサーチは JAXA殿からドッキングステーションの開発・製造を受託し、電気系およびソフトウェアの開発、JAXA殿が考案したドッキング機構の実装、フライトハードウェアの製作・試験を実施しました。主な機能は下記のようになっています。

  • Int-Ball2 とドッキングする電極の伸展・収縮機構
  • Int-Ball2 へと最大45Wの電力を供給する電源生成・分配回路
  • 温度・電流をの監視および給電を制御するソフトウェア

2023 年の初期チェックアウトで自動ドッキング・充電の軌道上実証に成功し、以降は定常運用が実施されています。

軌道上運用中のInt-Ball2機体とドッキングステーション(移設後)。画像提供:JAXA/NASA

関連プレスリリース/リンク

Int-Ball2 初期チェックアウト実施中!(JAXA 有人宇宙技術部門)
Int-Ball2 が宇宙に旅立ちました!(JAXA 有人宇宙技術部門)

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